最近、「久米桜いいよ」という声をよく聞くようになりました。
鳥取県西伯郡、大山の麓にある久米桜酒造
お酒を造る水は名水百選にも選ばれた湧水、
原料となるお米は、蔵から半径3km圏内の
同じ湧水で育てられ、無農薬 ・ 無肥料の自社田のお米や
八郷地区のお米を使用し
2020年からは全量生酛造りに取り組む日本酒蔵です。
生酛造りとは
自然にある乳酸菌を利用し、酵母が活動しやすい環境を作り、アルコール発酵を促す
昔ながらの日本酒の製法のこと。
人工的に乳酸菌を添加する「速醸」製法と比べると約2倍の35日以上期間がかかる。
杜氏は三輪智成さん。
アパレル会社経営、証券会社勤務を経て蔵人に就任された
異色の杜氏さんです。
自称・インディーズ感のある酒蔵の醸し人
引用:三輪智成さんのInstagram:https://www.instagram.com/miwa303/
インディーズ感、ナチュールワインのようと評される久米桜。
ラベルもイラストレーターを起用するなど、
斬新なラベルもインディーズ感と評されるひとつかもしれません。
レビュー
久米桜 軽妙酒脱
軽妙酒脱とは…
軽やかでしゃれていること。俗っぽくなく、さわやかで洗練されて巧みなこと。また、そのさま。
生酛造り、酵母無添加で造られています。
原料米は鳥取県八郷産玉栄(たまさかえ)
香りは力強い日本酒の熟成された香り。
キリッとした酸味に、
ナチュールワインのように優しく柔らかな旨味が
じわじわと広がり、クセになる味わいです。
後口はすっきりとして、キレが良いです。
おすすめの飲み方は熱燗です。
45度くらいに温めることで、
飲み口がさらに柔らかくなり、
ほんのりとしたお米の甘みを感じれます。
みそ煮込みや、肉じゃがにあわせて飲むと
ほっこりとした旨味がさらに広がります。